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犯人捜し・・・何故そうするのか
東日本大震災で言われていたのが、『サバイバーズギルト』でした。
折角生き残った方々が責められるという・・・生きていることへの罪悪感のことです。
6月に宮崎大学で授業をしたときにお話ししたことなのですが、
コロナへの恐怖心は、何かに対して暴力(言葉)をぶつけることに向かいがちになるということ。
つまり感染した人を探してその人を責め立てることで自分の怖さを表現していると思っています。
今は、コロナにかかることよりも社会が怖いというのは、人間の本質から出ていることだと思うのです。
つまり、社会全体が人を責めないようにと教育すると同時に、
コロナを必要以上に怖がらせるな(怖がるな)ということにならなければ
この人を責め合うという酷い状況は改善されないと思うわけです。
マスコミやSNSで日々恐怖心をあおられている日本社会で、
人を責めないという教育は非常に困難だと思っています。
どっちかというのではなく、はっきりするまでは、とにかくバランスのとれた報道、見解、教育を
お願いしたいと思ってます。
きりん
- 2020.08.05 Wednesday
- 22:07
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- by きりん